空調設備の効率的な運用方法 について

空調設備は省エネルギー設備投資におきましてLED照明に次ぐ、設備更新対象となっています。業務用ビルはもちろん、生産工場でも労働環境の向上と熱中症対策等で非常に重要です。

空調設備の室内機をどこに設置するか?送風をどのように設計するか?などは空調効率に大きく影響してきます。

空調設備の更新後、平面的温度ムラあり。

平面的状況

設備用の床置き式吹き出しから、天吊型の一方吹きへと設備更新をされましたが、室内機の背後がどうしても温度上昇させることが難しく、従業員様のクレームとなっていることがわかりました。

温度測定

温湿度計を設置し、どのようなカーブとなるかを確認すると急激な温度差が確認できます。就業中と終業中では約20℃近い差がありました。平面的な温度差はこの急勾配にも課題があると思われました。

熱貫流状況を可視化します。

サーモグラフィーカメラによる撮影

サーモグラフィーカメラによる確認を行いますと、室内温度は20℃付近でも外壁や開口部において大きな温度差(7.5~12.4℃)があります。

外壁、開口部のペリメーターゾーンにおいてコールドドラフトが発生しており、室温以上に不快感を増してしまう状況と考えられます。

確認後サーキュレーターの設置を検討されるなど温度差緩和策も必要ですが、建築物の壁体仕様、開口部仕様の断熱向上も検討項目として優先順位を考慮していただけるよう提案いたしました。