2025年、注目な省エネ関連補助金への情報発信
明けましておめでとうございます。2025年では省エネ関連補助金のうち、特に注目の内容をご紹介していきます。
省エネ関連補助金はその名の通り、「省エネルギー」に関する補助金です。そのため、生産性向上やDXなどには関係がありません。
補助金はその目的に沿って利用することが重要ですので、生産性向上やDX等のために汎用性を持って対象経費にするのは少しもったいないと言えます。
令和6年度補正予算では、3月~6月の間に公募があります。年間2回しか無い場合が多いので準備をしっかりすることが重要です。
令和6年度補正予算 省エネルギー関連補助金
令和6年度補正における省エネ関連補助金は、4つのコースに別れます。
(Ⅱ)である電化・脱炭素燃転型には補助対象経費に大きな変更があります。
令和6年度補正予算による昨年度との相違点においてとても重要な点があります。 例年、当該補助金は「更新」が主となります。「更新」とは既存設備を新規設備へ変更することを指します。 つまり、「既存設備」が必要となります。 そのため、給湯設備においても油やガスによる利用でも、そのもの自体を更新しなければなりませんでした。 油やガスは、電気と比べて瞬間的な昇温能力に優れています。一般的な使用方法において考えれれば、エコキュートによる利用は能力不足を招いてしまい採用することができません。 省エネルギー性能では「電化」が最大のポイントとなり、エコキュートはヒートポンプで大きな成績係数アップが期待できるの対して、上記の条件が大きなネックとなって利用できませんでした。 経済産業省はこの点を補正するため、エコキュートの給湯システム内への「新規導入」を認めることになりました。
当該区分の改良点はもう一つあります。従来の省エネ支援補助金では1/3の補助率が大半を占め、かつ補助対象経費は「設備費用(工事費を除く)のみ」でしたが、「工事費」が認められ、かつ補助率も「1/2」と非常に大きな額での支援となっています。
- 電気式のエコキュートだけでは湯切れが非常に心配。
- 停電時にも少ない電力で起動できる油やガス焚きを選択しているが、昨今の燃料費上昇で困っておりエコキュートの省エネ性能も気になっている。
- 補助率が低いので更新に前向きになれない。
以上のような状況の場合、水道光熱費用を大きく削減することが可能となります。弊会の省エネ診断、省エネ支援の受診をして頂けた方には「加点項目」となりますのでご検討ください。