2024年7月の電気代伝票を確認しましょう!

前年同月比を比較した場合、残念ながら2024年7月の電気代は上昇しています。仮に関西電力での契約の場合、前回の記事では燃料調整費の減少によって0.99円/kWhの低減と記載しました。

ところが、なぜ2024年4月に燃料調整費が大きく減少したか?関西電力の電力量単価を見てみましょう。
https://biz.kepco.jp/elec/kaitei2024/menu/
なぜか、見直し前単価と見直し後単価が変わっていません。なぜ同じなのに「見直し単価」なのでしょうか、、。その理由は最下部にあります。

「見直し前単価」には燃料調整費単価3.90円を含めています。と、あります。
そうです。3月31日までの見直し前単価は、夏季で12.78円/kWh、その他季で11.83円/kWhだったのです。とてつもない記載の仕方です。

2024年7月の電気代伝票を確認しましょう!

関西電力管内の電力料金単価は、燃料調整費が安くなった分、料金単価が大幅に上昇しています。そのため、多くの電力小売契約にて7月の電気料金は、使用量+3.89円/kWh-0.23円/kWh+3.90/kWhで7.56円/kWh上昇です。昨年同月(7月)比較としますと3.25円/kWh+1.40円/kWh=4.65円/kWh<7.56円/kWhとなってしまいます。

実は、7月については2.91円/kWhは電気代が上昇される全く異なった結果となります。

これは、100万kWh/年の消費量で291万円の上昇となる単価です。
酷暑乗り切り緊急支援策では8月、9月は2円/kWhを補助されますが、夏季料金がその他季節より0.95円/kWh上昇するため、実質は約1円程の補助となります。

関西電力のウルトラC的な値上げ対策に惑わされないように追従する必要があります。

弊会の省エネ診断事業は、中小企業の利益をまもるための対策となります。